ジュズダマ
日本の薬草
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ジュズダマ
【和名】数珠玉(ジュズダマ)、スズコ、スズダマ、トウムギ、ツシダマ
【生薬名】川穀(センコク)、
【学名】Coix lacyma-jobi L.
知識
ジュズダマ属イネ科の多年草。
インドシナ、中国南部の熱帯アジアが原産
日本に渡来した時代は不明
日本各地の水辺や川岸などに自生する
夏期に花を付け、その後、堅い円形の緑色の果実を付け黒色から艶のある灰色になったものが「ジュズダマ」と呼ばれる。
薬理
果実にはコイクソール、スチグマステロール、コイキセノライド、シトステロールタンパク質、脂肪、塩化カリウムなどの成分が含まれる。
生薬として使用するのは、果実(センコク)、根皮(センコクコン)、葉(センコクヨウ)が使用されます。
センコクの採取時期は10月~11月で。ジュズダマを刈り取り、日干しをして果実部を乾燥させる。
センコクはハトムギ、ヨクイニンの代用として用いられる。
民間薬としてセンコクを煎じて連用すると消炎、利尿、むくみ、水太り、肌荒れ、イボ取り、滋養強壮、美肌などに効果がある。
ジュズダマを煎じる場合、ジュズダマ10g~30gを水600cc~800ccに入れ15~20分ほど煎じ、1日数回服用する。
粉末は1日2g~4gを目安に服用するか、お肌の気になる部分に張り付けても効果がある。
ジュズダマは他の薬草と一緒に服用しても良い。