モンゴルとカレー
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モンゴルとカレー(2010.12.18)
今日河原町のGALLERY ADOで
馬頭琴とホーミーの岡林立哉さんの
演奏を聴くことが出来ました。
馬頭琴の柔らかい哀愁のある響きと
ホーミーの神秘的な歌声に、
宇宙の見知らぬどこかの星まで
旅したような心持ちになりました。
馬頭琴とはモンゴルの遊牧民の間に古くから伝わる、
二弦からなる擦弦楽器です。
弦は馬のしっぽの毛を束ねてできていて、
やはり馬の毛を張った弓で弾きます。
モンゴルでは古くからモンゴル民謡の
伴奏のために用いられてきました。
またホーミーとはアルタイ山脈周辺民族の間に伝わる
喉歌と呼ばれる歌唱法で、
喉を詰めた声を共鳴させ歌いながら
同時に別の声を出す驚異の唱法と言われている。
それがどうしてカレーと・・・
実はこの馬頭琴とホーミーの発祥の地モンゴルと
インドとは歴史の中でムガール帝国と繋がっているのです。
そしてこのムガール帝国こそが現代のインドの食文化に
大きな影響を及ぼしていたのです。
この演奏のあと岡林さんはムガール帝国と少しは、
いやほんのささいな、否、否ほとんど関係ないかな、
梵我のベジタリアンカレー、チーズ入りほうれん草カレーを
お召し上がりになりました。
いつかムガール帝国とインドカレーについて
改めてつぶやきたいな。
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