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ギー

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更新日2015.4.11a:7220 t:4 y:2

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アーユルヴェーダのオイル 「ギー 」

【英語】Ghee

知識

画像の説明

インドを中心とした南アジアで古くから作られてきたバターオイルの一種で、食用および薬用として、またインドの宗教儀式にもしばしば使用されています。

またギーは燃やすと青い炎で完全燃焼をするピュアでクリーンなオイルとしても知られています。

牛や水牛、ヤギの乳を沸騰させ加熱殺菌した後、乳酸発酵させインドのヨーグルトダヒを作ります。このダヒを凝固させ撹拌してマカーンという発酵無塩バターを作ります。このマカーンをゆっくり加熱して溶かします。液体が黄金色になり、褐色の沈殿物と分離したら、加熱ろ過します。この時点でタンパク質や水分、糖分が取り除かれ純粋な乳脂肪のギーができあがります。
このためギーはバターよりも腐敗しにくく、熱帯地方でも常温で長期保存が可能となります。

インドでは全乳生産量のうち約半分をギーの生産に使われているといわれています。

ギーに似たバターオイルは世界各地にあります。
モロッコのスメン、シリアのサムネ(サムナ)、イラクのディヒン・フール、エチオピアのニテル・キベ、ソマリアのスバーグ、ブラジルのマティンガー・ヂ・ガファ(マンテイガ・ダ・テハ)、モンゴルのシャル・トス、フランスのブール・ノワゼットなどです。

料理

バターよりも軽く独特の香ばしい香りが特徴でベジタリアン料理と相性が良く、特に豆類を使った料理に多く使用されます。調味オイルとして炒め物やお菓子作りなどの他、炊いたご飯に混ぜたり、パンやナン、チャパティに塗って食べます。

お菓子料理にはインドだけでなく、フランスでも良く使用されています。

薬理

アーユルベーダではギーはオイルの中では最も優れたものとされ、料理だけではなく食事療法、マッサージオイル、外用薬としても使用されます。

インドの古典医学書「チャラカ・サンヒター」ではギーは消化の炎、アグニを活性化させ、知力消化力精力活力を高める効果があり、解毒作用、解熱作用、疲労回復、滋養強壮に作用するといわれています。

アーユルベーダでは胡麻油、蜂蜜と並んで欠かせない薬のひとつです。

参考

ギーの作り方☚クリック
手短な材料で簡単に作ることができます。
ギーチャイの作り方☚クリック
栄養価が高く温まるアンチエイジングなチャイ
空腹の時や、朝食の時に・・・

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