スパイスを使ったオリジナルスパイス、オーダーメイドスパイス、スパイスクッキングの専門店です。

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６月11日の朝日新聞に

以下の記事と写真が掲載されました。

愛犬の健康増進には「ドッグマサラ」、野菜をおいしく食べるには「ドレッシングマサラ」、バニラアイスに合うのは「アイスマサラＲＥＤ」……。熊本市河原町のカレー料理店を兼ねる「すぱいす工房　梵我（ぼんが）」にあるスパイスの数々だ。これからの暑い夏を乗り切るため、お気に入りの香辛料を探してみてはいかが。

　「マサラ」とはヒンディー語で、混ぜたものの意味。日本香辛料研究会の会員でもある店長の篠原正一さん（６１）によると、スパイスは漢方薬として使われているものも多い。単品では薬くさくても、数種から１２、１３種類をブレンドすることで良い風味が出て、食べやすくなるという。店には、篠原さんが開発した２６種の商品や約４０種の原料の入ったガラスびんが並ぶ。

　２年前、近くのペットショップから持ちかけられたことがきっかけで作ったのが「ドッグマサラ」だ。フェヌグリークとガーリックを基本に４、５種類のスパイスを試しながら３、４カ月かけて完成。ドッグフードに振りかけるとカルシウムの吸収を助けて食欲も増し、足腰の弱くなった老犬に効果的という。

　篠原さんはかつて古書店を経営していたが、当時から食に関心があり、２０年前にネパールに旅行した際、スパイスの奥深さに出会ったという。これまでに考案したスパイスのレシピは１００種類以上で、学校などで講習会やレストラン向けのオーダーメードのスパイス開発なども手がける。

　「研究、開発に専念したいのですが、売り上げも無視できなくて」と苦笑する篠原さん。次なる目標はネコのための健康増進スパイスだ。（菊地洋行）

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