戯言日記/2015-07-20
草むしりver.2
畑ではいろんな雑草との出会いがある。
我々が為政者から「庶民」とか「平民」とか名付けられ密かに区別されているのと同様に、我々が大雑把に「雑草」とひとくくりにして呼んでいる草花にもそれぞれ名前はある。
そんな雑草たちの中でも「農家の天敵」だとか、「雑草の王様」、「難防除雑草」などと不名誉な冠詞をつけられているのが「スギナ」だ。
春の訪れとともに顔を出すあの愛らしい「つくしん坊」のなれの果てなのだ。
引き抜いてみるとなるほど、地中深く潜り込んだ長い根はすぐに切れ、またそこから再生してしまう。
つくしの胞子から芽を出し、千切れた根からも再生するこれはなかなかの根性ものだ。
これだけの生命力のある「スギナ」ならばなにか薬効があってもおかしくない。
調べてみたら驚きだ!
英語名ではホーステール、生薬名では問荊(モンケイ)と呼ばれ、ミネラルの宝庫のような植物だ。
カレリウムやマグネシウムが豊富で、カルシウムはほうれん草の何と155倍もあるそうだ。
手術や病後の回復に効能があり、爪や髪を丈夫にし、膀胱炎や前立腺肥大症の予防、血行促進、アトピー性皮膚炎などにも効能があるようだ。
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