戯言日記/2010-12-26
Tag: グルメ で，タグを付けられます
フルーテリアン
（ベジタリアンカレーの代表メニュー、ひよこ豆のカレー）
クリスマスの寒い夜閉店した梵我のドアを叩く音・・・
ガラスの向こうに１人の男性が、
人差し指をクロスにして中を覗き込んでいる。
「まだ大丈夫ですよ、どうぞ」
入ってこられたのは３０代位の男性と欧米系の美しい女性。
ナイトハイクの途中でお店を探して
お食事をされるのがご趣味だとか。
ただお二人ともベジタリアンなので探されるのが大変だとか。
本日のベジタリアンメニュー、
チーズ入りほうれん草カレーを
きれいにお召し上がりになられました。
ベジタリアンとは基本的に魚肉の類を
口にしない人達ののことです。
日本ではまだまだ少ないのですが、
インドでは人口の３分の１（約３億人）以上が
ベジタリアンといわれ、
ベジタリアン専用レストランも普通にあります。
ところでベジタリアンといっても
いろんなベジタリアンがございまして、
エビは大丈夫だとか、
卵まではいいとか、
ニンニク、ニラもだめだとかいろいろ。
なかなか定義付けは難しいようです。
以前、梵我にお食事にいらしたインドのご夫婦に
ヨーグルトなすカレーをおすすめしたら、
茄子はだめだとおっしゃる。
良く聞いたら茄子は英語でエッグプラントだからそうで？？？
そんなベジタリアンの中でも究極なのがフルーテリアン｡
なにが究極かというと、
彼らは動物系、卵はもちろんチーズ、バターだけではなく
野菜の根菜、葉も食べません。
なにを食べるかというと果実やナッツ類など。
食べてもその植物の死に繋がらないものだけを
口にするそうです。
さらにさらに究極なお方は果実やナッツ類でも
自然に地上に落ちたものしかお召しあがりにならないそうで。
凡庸なマスターの理解という枠を越えてしまっているようです。
今夜は無性に血の滴るステーキでも食べたい気分です。
うなずき
