アメリカネナシカズラ
日本の薬草
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アメリカネナシカズラ
【和名】アメリカネナシカズラ
【学名】Cuscuta pentagona
知識
ヒルガオ科ネナシカズラ属
他の植物に吸盤で絡み付いて成長する、蔓性の寄生植物
葉緑素がなく、葉も退化している。
北アメリカが原産地で、ヨーロッパ、アジア、ロシア、オーストラリアなどの温帯から熱帯地方の畑地、牧草地、荒れ地、河川敷、海岸に分布している。
他の植物の上にオレンジ色の網をかけたように覆いかぶさって群生し、ジャガイモなどの農作物や園芸植物に寄生し、生育を阻害するので、外来生物法により、要注意外来生物に指定されている。
夏から秋にかけて可憐な花を咲かせる。
近似種にネナシカズラ、マメダオシ、ハマネナシカズラがある。
薬理
果実を採取し、陰干しにして乾燥させ、、取り出した種子は漢方の生薬名で「莬糸子(トシシ)」と呼ばれる。
デンプン酵素、ビタミンAなどが含まれ、煎じて服用すると滋養強壮の、患部に貼れば皮膚病に効能がある。
アンチエイジング(老化防止)の中薬として知られている。