スパイスを使ったオリジナルスパイス、オーダーメイドスパイス、スパイスクッキングの専門店です。

コーンフラワー

BONGAマスターのスパイスうんちく

更新日2014.3.11a:5012 t:1 y:0

コーンフラワー

画像の説明

【英名】Cornflower
【和名】ヤグルマギク(矢車菊)
【学名】Centaurea Cyanus L.(ケンタウルスの藍色)
【別名】シンシャキク、バチャローズボタン

*コーンフラワー(Corn flour)はトウモロコシの粉またコーンスターチのこと

知識

画像の説明

キク科の1年生草本で原産地は地中海沿岸または西アジアで北半球に広く自生しています。
トウモロコシ畑や麦畑などどんなところでも育つことからコーンフラワーと名前が付けられました。
日本には観賞用として明治時代に渡来し、鯉のぼりの上の矢車に似ていることから和名を矢車菊と呼ばれています。花の色が似ている矢車草と混同されがちだが別種の植物です。

春先に藍色やピンク、白色の花をつけます。この花を生または乾燥させて、スパイスとして利用します。

花には苦味がありますが、乾燥させると苦味と芳香が弱まります。

食用の他、着色料やドライフラワーとしてリースやポプリを作ります。

料理

生の花びらをむしり取り、サラダや魚料理の皿に飾ったり、お茶などに浮かべたりして利用します。

乾燥した花びらはハーブティとして使われ、溶けだす花の色合いを楽しめます。

薬効

画像の説明

アントシアニンが含まれ、抗炎症、利尿、強壮、去痰のほか、口内炎、胃腸機能不全、結膜炎に効能があります。

ヨーロッパでは古くから民間薬として使われてきました。
葉を煮出して疲れ目や眼の炎症に、乾燥させた花は利尿薬や強壮薬として使われた他、咳や気管支炎、肝臓病、浮腫の効くといわれている。

栽培

日当たりの良い温暖な地なら土壌を選ばず、病害虫にも強く、丈夫に育ちます。

東北地方以北では春蒔き、それ以南では秋蒔きで、春蒔き種は年内に開花し、秋蒔きは翌年の春に開花します。

秋の早い時期に苗床に種子を蒔き、株間を40cm以上取ります。翌年の初夏に花をつけ、咲き始めたら茎から切り取って花をむしり取ります。

コーンフラワー(ヤグルマギク)の種の販売クリック

エピソード

画像の説明

ツタンカーメンのミイラの棺の上にはコーンフラワーの花が飾られていました。

ドイツ連邦共和国、エストニア共和国、マルタ共和国の国花です。

最高級な色合いを持つサファイアをその美しい花の色で、「コーンフラワーブルー」と名付けられている。

ドイツの小説家ノヴァーリスの「青い花」に登場する花がヤグルマギクと言われます。

マリー・アントワネットが好んだ花で、洋食器の「小花散らし」の図案は彼女のデザインといわれています。

powered by Quick Homepage Maker 4.53
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional