対岸に
対岸に 老い先霞み 梅雨じめり
梅雨とはいっても福岡はほとんどカラ梅雨。
と思えば関東、北陸地方は局地的豪雨やはたまた雹まで。
まさに狂った日本列島を象徴するよう・・・
ももち浜を散歩しながら、梅雨空に霞んだ海の中道や志賀島が海の向こうに揺らめく。
地球規模の災害や異常気象、世界のあちらこちらで勃発し続ける危うい社会怪現象。
心配性の僕は明らかに人類は破滅の道を突き進んでいるように見えてしょうがないのだが。
まあテレビを子守唄代わりに育ち、ゲームをおもちゃに成長したほとんどの日本人の方々は、現実と非現実の判断ができないようにお行儀よくお育ちになっているのだから、実際に災厄が降りかかるまで、いや降りかかってご自分の命がゲームオーバーになる瞬間まで気が付かないかもしれませんね。
まあそれはそれで幸せなことかもしれませんが。
老い先短い僕の望みといえば、少なくとも自分が生きている間はこの国の終末劇を見ることはご遠慮したいことくらいですかな。