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ココア

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アンチエイジングな食材

ココア

知識

ココアはチョコレートと同じカカオ豆が原料です。
カカオの木から収穫された豆は、発酵、乾燥後、殻が除かれ、焙煎を経て磨砕されて、液体のカカオマスになります。このカカオマスからカカオバターを搾ったものがココアになります。

クッキング

ココア豆腐

  •  用意するもの (4個分 )
    ココアパウダー・・・50g
    本葛・・・40g
    水・・・450cc
    ココナッツシュガー・・・50g
    ラム酒・・・大さじ1
    木べら、鍋、プリン用容器(4個)
  •  クッキング
    ①鍋に材料を入れよく混ぜて溶かし、中火にかけ10~15分、木べらでかき混ぜる。
    ②ねっとりと固まってきたら、底につかないようかき混ぜながら練り上げる。
    ③水で湿らせておいた器に②を手早く流し込み、冷水で冷やし固まったらできあがり。

薬理

  •  抗酸化作用で病気予防
     ココアには、カカオポリフェノールという成分が含まれている。このポリフェノールは渋みを生み出す成分であるが、強い抗酸化作用を有している。つまり、老化を抑制する働きがあるのである。高血圧を防ぎ、動脈硬化を予防するための一助となるといわれている。
  •  口臭や歯周病予防
    甘いココアの糖分は虫歯の原因となるが、ココアに含まれるカカオポリフェノールは口中の健康にも役立つ。虫歯菌などに対する抗菌作用や口臭を防ぐ効果があるほか、歯垢を付きにくくする働きもあるという。その殺菌効果は、口中の健康においてもさまざまな効能をもたらすのである。
  •  睡眠
    近年の研究では、ココアに含まれるフラボノイドが睡眠の質を向上させるという報告もなされている。また、ココアに含まれるマグネシウムも睡眠と覚醒のリズムを整えるミネラルとして認知されている。
  •  インフルエンザ予防
    森永製菓株式会社が行った研究によれば、ココアに含まれるポリフェノールはA型・B型のインフルエンザ、また鳥インフルエンザに対しても感染を抑制する働きがあることが報告されている。
  •  美肌
    ココアには、フラバノールというポリフェノールの一種が含まれている。このフラバノールは、日光のダメージから肌を守る作用をもたらす。また、肌の血行がよくなるという報告もあるため、ココアは美肌のため有用なのである。こうした働きを考慮すると、美肌に敏感な女性だけではなく男性にも有益なことは当然であろう。
  •  ストレス対策
    ココアのポリフェノールはまず、ストレスを増加させるホルモンの分泌を抑制する働きがあるとされている。さらに、チョコレートやカカオに含まれるテオブロミンというアルカロイドは、自律神経を調節する働きが明らかになっている。こうしたことから、ココアはストレス対策の飲み物として活用できるのである。
  •  便秘
    ココアの原料は、植物のカカオである。そのためココアには、リグニンと呼ばれる食物繊維も含まれているのである。森永製菓株式会社が行った実験によると、ココアを摂取することによって排便回数が増えたという結果が出ている。ココアの摂取は便秘の解消に役立つ可能性もあるのである。
  •  ココアのそのほかの効果
    上記で挙げたさまざまな効能以外にも、ココア抗酸化作用による白髪の阻止筋肉の維持も期待できる。また、ココアに特化したテオブロミンは血行をよくすることから女性にとってはバストアップにもつながる可能性を秘めてるとさえいわれているのである。
    生活習慣病予防にもココアは役に立つ。カカオポリフェノールは、血圧を下げる効果が認められたほか、豊富な鉄分は貧血の予防の一助にもなるだろう。
    身体を温める目的でココアを飲めば胃もほっこりと温まり、内臓の血行促進ともなる。糖分を控えたココアを小腹がすいたときに摂取すればおやつの軽減にもつながり、ダイエットの手助けもしてくれる。
    掌握しきれないほどの効能をもつココアは、日常的に摂取したいドリンクであることは自明の理なのである。

更新日2022.09.28

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