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マートル

更新日2014.3.1a:8741 t:1 y:1

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マートル

【英名】MYRTLE
【和名】ギンバイカ(銀梅花)
【学名】Myrtus communis
【別名】イワイノキ、ギンコウボク

知識

画像の説明

地中海沿岸が原産で、フトモモ科の常緑性の灌木で5m以上の高さになります。
野生種は北アフリカ、南ヨーロッパ、中東などの乾いた丘陵地帯に生育します。

和名のギンバイカは花の咲き始めが梅の花に似ていることで名付けられました。品種にはドワーフ、ルマ、レモンセンテッドなどがあります。

クリーム色の花をつけ、紫色の実をつけます。
花は乾燥させポプリに、実と葉は生または乾燥させ、スパイスとして利用します。

料理

画像の説明

生の葉は鳥料理の詰め物に、乾燥させた葉はシチューや鍋料理の風味付けに使われます。

果実は乾燥させ、パウダーにして塩味の料理に良く合います。ジュニパーベリーににた甘さとスパイシーさがあります。

枝や葉は燃やして肉類にスパイシーな香りをつけます。

花は生のままサラダに使用されます。

薬理

マートルにはシオネール、ゲラニオール、ミルテノなどがふくまれます。

胃腸内のガスを排出させ、痰を切り、呼吸器系の感染症に効能があるといわれています。

精油はにきびの治療に使われます。

マートルの葉のお茶は皮膚病や副鼻腔炎の治療に使われます。

葉の冷湿布は打ち身や痔に効能があります。

栽培

水はけが良く、日当たりの良い場所を好みます。温暖な場所では越冬ができます。鉢栽培でも育成できますが、水枯れに注意しましょう。
発芽率の悪い種子からよりも苗からのほうが育てやすいでしょう。
花が咲いた後多くの実が付きますが、翌年の2月頃に熟します。

エピソード

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マートルの名前はビーナスの巫女ミルラに由来します。ビーナスは男たちの手から彼女を守るため、この常緑樹に変え、神殿の周りに植えたといわれます。

またアダムはイヴにマートルの枝を渡し、愛を告白し、イヴはアダムに林檎を渡したと、アラビアには伝えられています。

今日、愛の木とされたマートルは結婚式のリースに使用されています。

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