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レモンバーム

更新日:2015.11.12a:5723 t:1 y:0

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レモンバーム、メリッサ 

【英語】Melissa、Lemon balm
【和名】コウスイハッカ、セイヨウヤマハッカ
【別名】バーム、スイートバーム
【学名】Melissa officnslis

知識

庭のレモンバーム

地中海沿岸を原産地とする、シソ科の多年生草本です。中部ヨーロッパ、黒海沿岸、小アジアにかけて自生または栽培されています。

紀元前からローマ人により、蜜源植物として栽培されていました。

メリッサの語源はギリシャ語のミツバチと云う意味で、ギリシャ神話によればゼウスは幼い頃、乳母アマルタイアに山羊の乳を、妹メリッサにハチミツを与えられて育てられたという。この妹の名前を取ったといわれています。

葉はレモンに似た芳香を持っています。

花言葉は「思いやり」、「同情」

料理

生または乾燥した葉や花をサラダやソース、卵料理、肉料理、アイスクリームの風味付けに利用するほか、ハーブティに使われます。

食用以外にもポプリやハーブ枕、入浴剤などにも使われます。

薬理

画像の説明

乾燥した葉を水蒸気蒸留すると、淡黄色から暗緑褐色の精油が得られます。
主成分はシトラール、リナロール、ガラニオールで、精油成分は花の開花時期にもっとも多くなります。採油率が低いので精油の価格は非常に高く、純正の精油は「メリッサ・トゥルー」と呼ばれ、他の精油とブレンドされたものは「メリッサ・ブレンド」と呼ばれ区別されています。

画像の説明

高血圧や消化不良、頭痛、ストレスの他に脳の活性化や若返りの効能があり、ヨーロッパでは昔から「活力の歓び」、「長寿のハーブ」と呼ばれてきました。

アラビア人は精神安定効果のある薬用植物として利用し、ヨーロッパでもハーブティは鎮静、安眠作用、抗うつ作用、抗菌、抗ウイルス、子宮を強くする効果があるとされてきました。また記憶力を高める効果があることが知られています。

イライラした気分を鎮めたい時には冷たいティーを、熱を伴う風邪には熱いティーを熱いうちに飲むと症状を緩和します。

その他古くから解毒作用や歯痛時のうがい薬に良いとされてきました。

妊娠中の人には注意が必要です。

栽培

画像の説明

繁殖力が強く、栽培は簡単で、春に種を蒔くか、春または秋に株分けや挿し木で増殖します。湿り気のある肥沃な土壌で、半日陰を好みますが、耐寒性にも強いようです。

一度植えたら全く手がかからず、毎年種を周囲にこぼすので一度蒔いたらどんどん増えていきます。

乾燥させる場合は開花直前に株元から刈り取り、束ねて陰干しにします。また生葉のフレッシュな香りを楽しみたい時には冷凍保存ができます。

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