アイブライト
更新日2017.10.11a:4514 t:1 y:0
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アイブライト/コゴメグサ
【和名】コゴメグサ(小米草)セイヨウコゴメグサ
【英名】アイブライト(Eyebright)
【学名】Euphrasia officnalis
BONGAマスターのスパイスうんちく
ヨーロッパ原産のゴマノハグサ科コゴメグサ族の1年草または多年草で半寄生植物でギリシャ語で「陽気、爽快」を意味する。古代ギリシャ時代から名前の通り目のハーブとして知られています。
花言葉は喜び、門出、献身
紀元前3世紀頃のギリシャの学者テオフラストスがアイブライトを眼の感染症の外用浸剤として処方していた記録が残っています。
中世ドイツでは薬草学の祖ヒルデガルドにより結膜炎、眼瞼炎、ものもらいなど、眼病のの外用治療薬として紹介され、広く世に知られるようになりました。
17世紀のイギリスの医師カルペーパーは「アイブライトの利用がもっと多かったら、眼鏡業者の商売は成り立たなかっただろ」という言葉を残しています。ちなみにアイブライトはフランス語で「眼鏡の壊し屋」とも呼ばれているそうです。
利用法
葉、茎、根をハーブティーの他ハーブチンキ、湿布として使用します。
パソコンやゲームによる眼精疲労や花粉症などによる目の炎症のほか目のリラックスのためのアイケアとしてご利用ください。
アイブライトティーの作り方
茶葉大さじ1に1カップ(200cc)の熱湯を注ぎ、約3分間置いてお召し上がりください少し苦味がありますが、癖のない味で干し草の匂いがします。
他のハーブ(ハイビスカスやレモングラス)とブレンドすると、より飲みやすくなります。
注意!!
1日の標準摂取量は乾燥したアイブライト3gほどを3回に分けて飲用してください。
湿布薬の作り方
アイブライトの抽出液を清潔なガーゼなどに浸し、瞼の上から貼ると結膜炎やものもらいなどの炎症に効果があります。
その他アストリゼン効果によりドライアイや充血、皮膚の傷やシミ、カサブタ、ニキビ肌の改善が期待できます。
注意!!
アイブライト抽出液による洗眼は感染症のリスクもありますので避けることをお勧めします。
薬理
アイブライトにはイリドイド配糖体(アウクビンなど)と、フラボノイド(ケルセチン、アピゲニン、タンニンなど)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE)が含まれています。
ビタミン類や抗酸化物質のタンニンは瞳を美しくし、目の健康や若返りを促し、炎症やアレルギーの抗炎症剤として眼瞼炎や結膜炎、花粉症、副鼻炎、上気道感染症、鼓膜炎に有効とされます。
イギリスでは視力低下や視力回復、記憶力向上のために利用されていました。
そのほか白内障や緑内障の予防にもなるといわれています。
アウクビンは肝機能促進、肝機能保護の作用があるといわれています。
東洋医学では「肝は目を穿つ」と言われているように、肝臓と目は密接な関係を持っていると考えられています。
アイブライトに含まれるアウクビンの持つ肝機能向上効果により、目の疲れや機能の低下を改善するとも考えられています。
またアピゲニンは毛細血管を強くし、血流を良くするので脳細胞の生成を活性化させるためアルツハイマー病やパーキンソン病などの改善効果があるとされています。
殺菌、抗炎症、抗アレルギー、粘膜強壮、収れん、血行促進の効果があり眼精疲労、ドライアイ、目の痒みや痛みアレルギー性鼻炎、、強壮作用、風邪対策に効果があるといわれます。
その他集中力や記憶力の向上に役に立つといわれています。
エピソード
ギリシャ神話では盲目の少女が山で毒草に触れそうになった時に、喜びの女神エウプロシュネが毒草を眼病に効く薬草に変えて少女の目を治したという伝説があり、アイブライトの学名はこの女神エウプロシュネ(euphrosyune)に由来しています。