ハイビスカス
更新日2014.4.28a:6115 t:1 y:1
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ハイビスカス
【英名】Hibisucus、Roselle
【和名】ぶっそうげ(仏桑華)
【別名】ローゼル、カルカーデ、ロゼルソウ
【学名】Hibisucus sabdariffa L.
Hibisucus rosa-sinensis(フヨウ属の中国のバラの意)
*Hibisuはエジプトの美を司る神の名
知識
アフリカを原産地とするアオイ科の1年生草本で、熱帯のインド、フィリッピン、インドネシア、西インド諸島、ジャマイカ、メキシコ、アメリカ南部が主な産地。
様々な色の観賞用の品種のほか、食用やがくの色素を利用するものと繊維を利用する改良品種が栽培されています。
スパイスとして用いられる花はローゼル種と呼ばれる種類のものです。
ハイビスカスから抽出したエキスで基礎化粧品やヘアケア用品が作られています。
花言葉は「新しい恋」「勇敢」(赤い花)、「繊細な美」「艶美」(白い花)、「華やか」(ピンク)
料理
若葉はサラダや煮物の他、カレーやチャツネに使われます。
がくは花が咲いた後の多肉多汁になったものを、収穫し乾燥させて使います。
水やアルコール類に入れると特有の芳香と酸味のあるノンカフェのルビー色の抽出液ができ、ハイビスカスティや冷たい飲料として利用します。
飲みにくい時には蜂蜜を加えたり、ジュースで割ったりすると飲みやすくなります。
主成分はクエン酸で、ゼリー、ジャム、フルーツソースに利用します。
またがくを発酵させてローゼル酒が作られます。
乾燥したがくからは水溶性の赤色天然色素が抽出され、冷菓やフルーツゼリーなどの酸性のインスタント食品に利用されます。
ハイビスカスは他のハーブやスパイスとの相性が良いので、レモングラス、シナモン、オレンジピール、ローズペタル、ローズヒップ、ペパーミントなどとブレンドするとよいでしょう。
薬理
ハイビスカスに含まれる主な成分はビタミンC、ポリフェノール、アントシアニン、リンゴ酢、ハイビスカス酢、クエン酸、鉄、カリウム、カルシウム、マグネシウムです。
むくみ解消、美肌効果、ダイエット効果、疲労回復、食欲不振、喉の痛み、風邪の初期症状やコレステロールを下げる効果もあります。
カリウムが豊富なためハイビスカスティとして飲むと、二日酔いの解消や夏バテ防止に効果があります。
またエネルギーの代謝を高め、運動による疲労物質を素早く体外へ出す働きがあり、スポーツやヨガなど身体を動かした後に摂るとよいでしょう。
パソコンや立ち仕事の人やノンカフェなので妊娠中や授乳期の栄養補給にも適しています。
東京オリンピックのマラソン金メダリストアジス・アベベ選手が試合中にスポーツドリンクとして飲んでいたのは有名な話です。
ハイビスカスオイルはアーユルヴェーダで使用され、頭皮マッサージで育毛効果や髪のサラサラ効果や艶を良くする効果の他、ストレス解消効果もあります。
アントシアニンが含まれているため、漢方としては眼精疲労の薬として調合されます。
エピソード
名前の由来はエジプトの美神ヒビスにちなんでいます。
クレオパトラもハイビスカスを好んで飲んでいたといわれます。
栽培
温暖な気候で日当たりが良い粘質性の土壌を好みます。
種子または挿木で栽培でき、成長すると草丈1~3mにもなります。
夏から秋にかけ花を付け、がく部に赤色の色素を含むようになります。花は一日だけで、夜になると閉じてしまいます。
日本の夏には弱く、日差しの強い時期は遮光ネットを張ります。また気温が10度以下になったら室内に移しましょう。
海風が強い沖縄では防風林として植えられています。