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ローズヒップ

更新日2023.03.12a:5739 t:1 y:1

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ビタミンCの爆弾 「ローズヒップ

【英語】Rose Hips
【別名】Wild Dog Rose、Dog Rose
【学名】Rosa species,Rosa canina,Rosa laevigata Michx

画像の説明

バラ科の落葉低木で南米のチリやアルゼンチン、ヨーロッパなどで生産され、現在では世界中に分布、栽培されています。

ローズヒップは様々なバラの花が咲いた後の果実を指します。「ヒップ」とはお尻というのではなく古い英語で「野バラ」を意味するHiopaに由来し、バラの果実を意味する単語です。

ローズヒップとして使用されるバラでヨーロッパや北アメリカ、北アフリカなどに分布しているのはドッグローズ(Rosa canina)と呼ばれる野バラの古代種とスイートブライアーが主な種類でお茶、ジャム、スープなどに利用されています。

漢方ではナニワイバラ(Rosa laevigata Michx.no)の果実が金桜子(キンオウシ)と呼ばれ、腎臓や泌尿器の薬として使用されています。

ハマナス(Ramanas roseバラ科)もローズヒップとして利用されています。東南アジアの温帯地方以北に分布し、日本では島根県から北海道の海岸に自生していますが、現在では園芸用に品種改良されたものが多く出回っています。

花には球形、紡錘形、涙形などの形があり、赤、オレンジ、濃い紫色の色があります。

花言葉は「正義感」「誠実」「無意識の美」

料理

画像の説明

ローズヒップティの他にカルシウム不足を補うためジャムやスープに利用したり、健康食品やのど飴などに配合されています。

中国では花の蕾を乾燥させたものをお茶として飲む「玫瑰茶」があります。

第2次世界大戦中、イギリスではバラの果実は食料として利用されたこともあります。

薬理

ビタミンやミネラル、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれ、特にビタミンCの含有量は、レモンの10倍で自然界の植物の中では最も多いと云われています。しかもローズヒップのビタミンCはビタミンPに保護されており、加熱しても壊れにくくリコピンの作用で吸収率が高まるという特徴があります。

有効成分はフラボノイド、リコピン、バクチン、ビタミン、ナトリウムなどです。フラボノイドやベクチンには緩下作用や利尿作用があり、ビタミンC等はメラニン色素の生成抑えシミを予防し、女性ホルモンを活性化させ美肌やアンチエイジングの効果があります。

また抗菌、抗ウイルス効果があり、眼精疲労や風邪の予防、風邪薬、花粉症の鎮静剤として利用されています。
その他妊娠中や月経中の栄養補給や女性ホルモンのバランスを整えて、気分を明るくします。

美肌や貧血、眼精疲労、風邪の予防にはローズヒップティとして。皮膚の老化や、シワ、シミ、くすみ、傷痕対策にはローズヒップオイルとして使用されています。またローズヒップオイルは最も消毒力の強い精油の一つでもあります。

栽培

日向か半日陰で水はけがよく、肥沃な粘土質の土壌を好みます。丈夫で耐寒性がありますが、長雨の時は病気になりやすいので、ピートモスなどで根元を覆っておくと良いでしょう。

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