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ローゼル

BONGAマスターのスパイスうんちく

更新日:2014.10.1a:3899 t:1 y:0

ローゼル

【英語】Roselle、Jamaica red sorrel,Indian red sorrel,Jelly okra
【和名】ローゼル、ローゼリ草
【別名】レモネードブッシュ、フロリダ・クランベリー
【学名】Hibiscus sabdariffa L.

知識

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アオイ科フヨウ属の多年生亜灌木でハイビスカスの仲間です。
西南部アフリカ原産で東南アジアや熱帯、亜熱帯で広く栽培されています。
高さが2~3メートルになり、花は赤みがかったものとクリーム色があり、葉の付け根に10~12月に花を咲かせます。萼と苞は肥厚して赤く熟します。花弁の基部は暗赤色で、葉は楕円形または3深裂で互生します。

花や果実、葉は食用に茎は繊維として利用されます。

ローゼルという名前は花の形がバラに似ているところから付けられたそうですが、同じアオイ科のオクラの花に良く似ています。

料理

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果実(萼と苞)は酸味があり生食する他、ジャムやゼリー、リキュール、ハーブティ、清涼飲料や料理のソース、ピクルスなどに利用されます。
若葉の部分は野菜として食されるほかカレーの風味付けに使われます。

ローゼルの果実は「ハイビスカス・ティ」として利用されます。クエン酸や酒石酸、ビタミンCが豊富でレモンのような酸味がある赤いお茶です。
エジプトではカルカデー、メキシコでは冷やした飲み物をアグア・デ・ハマイカと呼んでいます。沖縄ではローゼル茶としてよく飲まれています。
他のハーブやスパイスとブレンドされ、特にローズヒップとは互いの成分による相乗効果があります。

種子は炒って食用にします。

薬理

多く含まれるクエン酸は疲労回復作用がある他、ビタミンCやカリウム、鉄分は目の疲れや利尿作用、免疫力を高める作用があります。

「洛神花」という生薬として利用されます。

栽培

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種まきから収穫まで6カ月かかるので、4~5月が種蒔きの時期です。発芽後は成長が早いので倒れないように支柱を立てましょう。

葉や茎にアブラムシやハダニが発生することがあります。生育が遅くなるので早めに駆除しましょう。

土の表面が乾燥したらたっぷり水を与えます。また肥料は2ヵ月に一回ほど固形肥料を株元に置きます。

開花時期は10~12月です。花が咲いて果実が充分に大きくなるには12℃前後の気温が必要です。10月以降はできるだけ温かい場所で育てましょう。

短日植物なので昼の長さが一定の短さになると花芽を付けます。秋以降は電灯のそばでは育てないよう注意しましょう。

寒さには弱いほうですが暑さには強いです。日当たりのよい場所でよく育ち、日照不足になると開花時期につぼみが咲かずにポロリと落ちてしまうことがあります。

収穫した果実はネットに入れ、風通しのよい場所に吊るして乾燥させます。

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ローゼル・ドライの作り方
果実の茎側(お尻)を包丁で切り取、ガクを外してバラバラにします。
①を水でさっと洗って水は切っておきます。
網やザルに並べ、天日で乾燥させます。2日ほどで乾燥します。
③を密封容器に入れ、湿気が来ないように保存します。

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