ポピーシード
更新日 2008.11.05a:5148 t:1 y:0
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ポピーシード
Poppy seed・芥子の実・カスカス
知識
学名のPapaver somniferumは「かゆ」or「乳首」+「催眠の夢遊状態」という意味
原産地はヨーロッパ南東部、地中海沿岸で、主な産地はイラン、インド、オランダ、ロシア、ポーランド、ルーマニア、アルゼンチン、トルコ。
ケシ科の一年生草本。
スパイス用の品種はオピアムポピーで、
ホワイトポピー(インド、中国産)とブラックポピー
(ヨーロッパ産)がある。
オランダ産が最高品種といわれている。
精油がほとんど含まれていないため無臭に近く、
炒ったり、焼いたりするとカシューナッツのような
香ばしい香りが出る。
フランスでは圧搾して作ったオリベット(Olivetto)が市販されている。
脂肪油は45~60%と多く、主成分はリノール酸、
オイレン酸、ステアリン酸、パルメチン酸、
リノレン酸、イソリノレン酸のグリセライト。
料理
菓子やクッキーに振りかけて焼いたり、塩味のパンに
加える。サラダやめん料理に加えても合う。
カレーに加えると風味が増し、口当たりが良く、スープが濃くなる。
「七味唐辛子」の材料にも欠かせない。
薬理
ポピーの未熟果には麻酔成分のアヘンアルカロイドやモルヒネが含まれているが、
ポピーシードには全く含まれていない。
ポピーシードには脂肪油含まれている以外、薬理効果はないが、乾性油のため漢方では吐瀉薬として用いられる。
エピソード
紀元前1400年頃にはクレタではポピーが
栽培され、アヘンを採取していた。
日本へは室町時代にインドから津軽地方に伝来、
天保年間(1830~1844)には関西に広がり、
「津軽」という名で呼ばれていた。