カモミュール
更新日2023.03.12a:5667 t:1 y:1
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アンチエイジング効果 「カモミュール」
【和名】かみつれ
【別名】ジャーマンカモミール
【英名】Chamomile
【学名】Chamaemelum nobile L.
キク科の一年生草本で原産地はヨーロッパ。
主な産地はイギリス、ベルギー、フランス、ハンガリーなど
古くから親しまれてきたハーブで、りんごに似た芳香から、古代ギリシャ人はカマイメロン(大地のりんご)と名付けた。
ジャーマンカモミールとローマカモミールの種類があり、前者は1年草に対し、後者は多年草であり、日本ではカモミールはジャーマンカモミールを指す。
料理
主に花の部分をハーブティとして楽しむ。
花は生またはドライどちらでもよい。
1カップのお湯に花3~4個を数分間浸出させてから、濾して飲む。
脂っこい食事の後にこのお茶を飲むと消化を助けるといわれる。
マンザニラという名前のシェリー酒はカモミールの香りと苦みで風味を付けたものである。
薬理
ヨーロッパでは民間薬としてリラックス効果、鎮静作用、消化促進作用があるとされてきた。
近年カモミールの薬効は、乾燥した花頭の芳香成分にアズレンなどの成分が含まれ、抗炎症、防腐、鎮痙、駆風、また健胃の薬として有効なことがわかってきた。
抗酸化作用がありアンチエイジングの食品や
花粉症の鎮静薬としても注目されている。
栽培
春または秋に種子を蒔く。
耐寒性もあり栽培は比較的簡単だが、夏場の高温と乾燥に注意が必要。
エピソード
日本には江戸時代に伝来したことが、「草木図説」に記されており、
和名の「かみつれ」はオランダ語のカミッツレが語源と言われている。