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ペニーロイヤル

BONGAマスターのスパイスうんちく

更新日2014.10.14a:4279 t:2 y:1

ペニーロイヤル 

【英名】Pennyroyal
【和名】めぐさはっか(目草薄荷)
【学名】Mentha pulegium
【別名】クリーピングペニーロイヤル

知識

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シソ科の多年生草本でヨーロッパ、北アフリカ、西アジアが原産地で主な産地はスペイン、モロッコ、北アメリカですが、世界各地に自生しています。

ミントの最もポピュラーな品種で、生や乾燥した花、葉、茎はペパーミントより強い芳香を持っており、古くから薬用ハーブとして様々な儀式にも使われてきました。

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学名のpulegiumは蚤を意味するラテン語に由来しており、昔からこの葉を焼いて蚤を退治したからで、実際に蟻、蚤、カメムシなどへの防虫効果を持つことが証明されています。日本でも秋田、岩手の一部地域で、ここ数年実験的に稲作のカメムシ除けにあぜ道に植えられ効果をあげているようです。

這地性の植物で地下茎で増え、香りのある芝やグランドカバーとして広く使われています。

古代ローマの時代から妊娠中絶のスパイスとして知られていますが、一歩間違えば致死性の高い、危険なハーブとして認識されています。

料理

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香りを楽しむにはハーブティが最もポピュラーだが、癖のある香りのため今日では料理にはほとんど使われていません。以前はプディング用ハーブとして使われ、プディング・グラスとも呼ばれていました。

ハーブティとして飲む時は、体調がすぐれない時や季節の変わり目に食後や、就寝前に飲むと良いでしょう。一度に多く飲むと過剰症による嘔吐、発熱、頭痛などを起こすので摂取量に注意が必要です。また妊娠中や肝臓疾患の人の摂取は控えましょう。

薬理

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乾燥した花は生理、痙攣、駆風の薬として用いる他に軽い胃腸障害、吐き気、頭痛にも効能があります。

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防虫効果に優れているので、精油を虫よけ、化粧品や衣類の芳香剤、匂い袋に使います。また生の葉を皮膚にこすりつけたり、葉から作った軟膏は虫よけ、虫さされに使われます。

精油の主成分はプレゴン、タンニンで、プレゴンは乳幼児や大量の服用による中毒死の事例があるので注意を要します。なお中毒症状はアセチルシステインの服用で改善されます。

乾燥させたものはポプリやハーブバスに良く使われています。

全草の温浸出液は発汗を促すので風邪の治療に利用されます。

栽培

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日当たりのよい栄養分に富んだ砂地を好みます。春に種を蒔くか根分け、または夏に挿し木をして繁殖します。

晩夏から初秋にかけて開花するので、その時期に収穫すると芳香が強いでしょう。

花や葉は水蒸気蒸留法で抽出されます。

セージやペパーミントローズマリー、ゼラニュウム、ラベンダー、パイン、柑橘系のスパイス&ハーブとブレンドの相性が良いでしょう。

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  • ペニーロイヤル(アルバニア)
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