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ラベンダー

BONGAマスターのスパイスうんちく

更新日2014.4.9a:3535 t:1 y:1

ラベンダー 

【英名】Lavender
【和名】ラベンダー
【学名】Lavandula officinalis Chaix

知識

ラベンダーの花

地中海沿岸を原産地とするシソ科の多年生草本。亜寒帯湿潤気候や西岸海洋性気候の山岳地帯やヨーロッパアルプスの中腹に自生しています。

香水の原料として、フランスやイタリアの他ハンガリー、ロシア、イギリス、オーストラリア、日本などで広く栽培されている。

日本には文化年間に渡来したが、普及しませんでした。今日では沖縄から北海道まで広く栽培されています。特に富良野のラベンダー畑は有名です。

ラベンダーは古くから観賞用だけでなくポプリ、ハーブティ、アロマテラピー、薬草、料理用として利用されてきました。
蒸留して得られる精油(エッセンシャルオイル)は香料や香水の原料になります。

ラベンダーの主な品種

イングリッシュ・ラベンダー
【別名】トール・ラベンダー、真正・ラベンダー、コモン・ラベンダー
【学名】Lavandula angustifolia
最も高品質の精油が得られ、葉の幅が狭く、草丈が高くまたイギリスで改良されたので上記の名前で呼ばれています。

スパイク・ラベンダー
【学名】Lavandula spica
穂状の花が咲くところから名づけられました。
地中海沿岸地方、ポルトガル、ユーゴースラビアなどに分布しています。

フリンジド・ラベンダー
縮れたような葉の形が特徴で、衣服の縁取り(フリンジ)に似ているところから名付けられました。ラベンダーの仲間では寒さに弱い品種です。

フレンチ・ラベンダー
南ヨーロッパでは古くから栽培され、薬草として利用された来ました。フランスで普及したのでこの名前が付けられました。

料理

砂糖菓子

葉をシチューやマリネの風味付けや、フルーツのフレーバーとして使われてきました。ヨーロッパではジビエ料理の臭い消しにも使用されます。

生の葉や花、茎はビネガーに2~3週間ほど漬け込んで、ラベンダー・ビネガーとして、サラダのドレッシングに使われます。

花びらは砂糖菓子やゼリーの中に入れたりしたり、花びらを刻んで粉砂糖にまぶし、ローズウォーターでペーストにしてケーキやビスケットに塗って食べたといわれます。

薬理

乾燥ラベンダー

ラベンダーの芳香成分は主に酢酸リナリルリナロールで、鎮痛や精神安定、防虫、殺菌の作用があります。

ストレスを感じやすい人や気分にむらのある人は就寝前にラベンダーティーを飲むと心身の緊張がほぐれて良く眠れるでしょう。
消炎作用があり皮膚の炎症を鎮めて、組織の回復を助けてくれます。

乾燥した小枝の束を燃やしたり、リネン布の間に入れてシミや害虫よけに使用します。

妊娠中の人や子供の服用には注意が必要です。

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栽培

春または秋に挿し木で行うのが一般的です。
草丈は30cm~1mで花の開花は5~7月です。
ラベンダーの育て方
☝詳しい育て方はこちら

エピソード

富良野のラベンダー畑

Lavandulahaとは「洗う」という意味のラテン語に由来し、ローマ人が入浴や洗濯の際にラベンダーを湯や水に入れて使うことを好んだとされます。
現代でもイタリアの主婦はラベンダーの木に洗濯物を広げて干すといわれています。

ラベンダー色とは薄紫色を指し、同性愛者を象徴する色として知られています。

花言葉は「あなたを待っています。期待。沈黙。不信」です。

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