浜木綿や
浜木綿や 銭湯好きな 島娘
還暦を過ぎたBONGAマスターと今年還暦のみぃばぁの二人が何の伝手もなく福岡に移住して1年を超えた。
バツイチどうしの再婚で今月結婚1周年を迎える。
人との付き合いにほとんど興味のないBONGAマスターだが、超社交家のみぃばぁのおかげで少しだがお友達もできた。
僕ら夫婦だけが勝手にそう思っているだけかもしれないが・・・
そんな希少なお友達の1人が、能古島に住んでいるウサちゃんだ。
能古島移住計画をもう一人のお友達に話したら、早速紹介してくれたのが彼女だ。
ウサちゃんは東京に住んでたらしいが、唐突にこの島で1人暮らしを始めてしまった。
朝早く起きて畑仕事をし、それから毎日、天神まで仕事に出かけると云う。
そんな彼女の趣味が温泉巡りならぬ全国銭湯巡りだ。
時間があれば銭湯巡りに余念がないらしい。
年は僕らと親子ほど離れているのだが、現代社会依存型人種に共通して観察される粘着性のある自己主張の独特の臭みをサッパリ銭湯のお湯で洗い流しているのか、素のままの彼女の姿が僕ら夫婦にとってはサラリとして心地良いのだ。
浜木綿はヒガンバナの一種で、浜辺に白く細い花を咲かせ、夕暮れ時にはその優しい香りを漂わせる。
種は海を何カ月も漂い、海流に乗って漂流し海岸付近に繁殖していくのだ。
花言葉は「どこか遠くへ」「汚れがない」
だがヒガンバナと同じリコリンというアルカノイドの毒を含んで、食べると吐き気や下痢を催すのでご注意!
2014.8.10