サラダバーネット
BONGAマスターのスパイスうんちく
更新日2014.3.14a:5878 t:1 y:1
サラダバーネット
【英名】Salada burnet、Garden burnet
【和名】オランダワレモコウ(和蘭吾木香)
【学名】Sanguisorba minor
知識
バラ科の多年生草本
ヨーロッパを原産地とし、南ヨーロッパから北アフリカ、北アメリカに広く分布し、フランスやイタリアで生産されています。
若葉をフレッシュのまま、または葉や茎、根を乾燥させてスパイスとして使用します。
若葉にはきゅうりに似た青臭い芳香があり、乾燥させると芳香は弱くなります。
赤色や桃色の花はドライフラワーとして楽しめます。
料理
フランスやイタリアではグリーンサラダ用の野菜とした市場に出回っています。サラダとして使用する他に刻んでバターに混ぜたり、チーズやスープなどに加えて食します。
乾燥したサラダバーネットはワインやビネガーの風味付けとして利用されています。ハーブティとしても飲まれています。
薬理
ビタミンBやタンニンが多く含まれていますので、利尿や消化促進の薬効の他、傷の止血にも効能があると言われています。
葉や茎、根から摂った浸出液は強壮作用があると言われています。
栽培
耐寒性にすぐれ、日当たりが良く、水はけの良い場所なら、土は選ばず比較的簡単に栽培が可能です。強い酸性土の場合は石灰などで中和しておくと良いでしょう。
種子または株分けによる栽培ができ、どちらも春または秋に種まきや植え付けをします。高さは30~60㎝になり、5~8月頃に花を付けます。
乾燥を好みますので、水やりは夏の乾燥時期以外はほとんど不要です。
葉を利用したい場合には、花が咲くと葉が硬くなってしまいますので、花茎が伸びてきたらこまめに摘み取ると良いでしょう。
葉の収穫は3~11月頃が良いでしょう。
越冬させるときには地上茎を刈り取り、敷き藁で覆っておきます。
2~3年に一回は株分けして植え替えるといつまでも元気です。
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