セイロンベンケイソウ
セイロンベンケイソウ
昨日、突然KUBOTEで織物の工房をされているお友達がお見えになった。
手に何と「セイロンベンケイソウ」の葉を持って。
先日BONGAマスターが「セイロンベンケイソウ」の話をしたのを覚えていてくれて、園芸店で見つけてわざわざ届けてくれたのだ。
BONGAマスターがこの植物と出会ったのは1年前の初夏の能古島(福岡県)だ。
当時の住まいの福岡市の中央区から、MYIBAと自転車に乗って、知り合いだったMさんの温室ハウスを訪れた時、そのハウスの中でその植物は群生しており、Mさんはその「セイロンベンケイソウ」の葉や茎で発酵液を作っていた。
この発酵液は止血、腫れ、解毒作用がある他、アレルギー体質改善、リューマチ、内臓疾患予防、免疫力向上などの作用があるそうだ。
帰りに15Lのポリ容器に入った発酵液をお土産にもらい、自転車の買い物かごに入れて、苦労して持って帰ったものだ。
現在KUBOTEでも蚊や虫に刺されたときに付けると、不思議に痒みがなくなる優れ物で、重宝して使わせてもらっている。
和名で「灯籠草」、属名で「はからめ(葉から芽)」、「マザーリーフ」とも呼ばれる南アフリカ原産の多肉質の多年草だ。
熱帯地方では野生化して広く分布し、沖縄や奄美地方でも野生化したものを見ることができるそうだ。
属名の「はからめ」からわかるように葉から芽を出す無性生殖の不思議な植物だ。
つまりクローンを作り続けて簡単に多くの次世代を残す生物なのだ。
出会い系サイトや合コンなどで苦労して交雑相手を探し、ようやく子供ができても世の中の見栄と過剰な税金にまみれてまともな子育てもできない、まっとうな老後も迎えられないニッポン。
まだ「はからめ」の気楽な生き方が羨ましくも感じられる今日この頃だ。
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