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セントジョーンズワート

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セント・ジョーンズ・ワート

【英語】St.John’s wort/Klamath weed/Goat weed
【日本】セイヨウオトギリソウ
【学名】Hypericum perforatum L.

オトギリソウ科の宿根性の多年草でヨーロッパやアメリカで自生している。

聖ヨハネの日(6月24日)の頃に黄色い花を咲かせ、伝統的にその日に収穫されたのでこの名前が付いた。

地上部全体を刈り取り、乾燥してハーブティーとして用いる。
少し苦みのある味と、医療的利用で古代ギリシャから長い間愛飲されてきた。

家畜による摂取は光過敏反応、中枢神経抑圧、流産、また時には死をもたらすとして毒草として取り扱われている。

利用法

嗜好品としてまた医療的に利用される。
乾燥させてハーブティーとして使用され、乾燥ハーブ2~4gを煎じて1日3回飲用。

花や茎は赤や黄色の色素作るために用いられてきた。

薬理

現代医学においてセント・ジョーンズ・ワートの抽出物はうつ病や不安障害に効能があるとされ、ホメオパシーにおいても多く用いられている。

軽症から中等症のうつ病に対して有効で、従来の抗うつ剤よりも副作用が少ない。(2009年:英国国立医療技術評価機構)

ヨーロッパでは伝統的医療品として流通しているが、日本では薬事法上、薬効を標榜しない限りは「食品」扱いとなっている。

中絶作用があるため、妊産婦の飲用は避ける。

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