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サンフラワー

BONGAマスターのスパイスうんちく

更新日2014.3.12a:3977 t:1 y:0

サンフラワー

【英名】Sunflower
【和名】ひまわり、日輪草、日車
【漢名】向日葵(チャンリクイ)
【学名】Helianthus annuus L.
【別名】ヘリオス(スペイン)、ソレイユ(フランス)、ジラソル(イタリア)

知識   ☚クリック

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キク科の1年生草本で原産地は中央アメリカ、ペルー一帯といわれます。
主な産地はロシア、インド、エジプト、アルゼンチン、中国などで、花や葉、種子をスパイスとして利用します。
また種子には大豆よりも多い25~35%の脂肪油が含まれ、この油を絞ったものがサンフラワーオイルで、食用に使われています。サンフラワーオイルにはリノール酸が50%以上含まれ、薬理的、栄養学的にも注目されています。
タンパク質、カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンB1ビタミンB2ビタミンEナイアシンなどの栄養素が多く含まれる健康食品です。

最近ではハムスターや鳥のペットフードとして利用されています。

花言葉は「私の眼はあなたを見つめる」「あこがれ」

ロシアの国花です。

料理

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種子は乾燥させたものを炒ったり、むき身を炒って塩で味付けしたり、むき身をサラダに加えたりして使います。
またコーヒーの代用品として使われたこともあったようです。
その他パン生地に練り込んで焼きます。

種子はカロリーが高く脂質も多いので、一日スプーン1杯ほどが適量でしょう。

食用のサンフラワーは向日葵子(コウジツキシ)という商品名で販売されています。

サンフラワーの蕾を酢の入ったお湯で茹で、アンティチョークのようにバターを付けて食します。

サンフラワー油に含まれるリノール酸は、加熱すると酸化しやすいので、サラダ用ドレッシングやディップ、マリネとして使用すると良いでしょう。

薬理

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花や葉は昔から民間薬として、風邪や気管支炎の治療に使われてきた。現代でも気管支炎の薬理的な効能は認められています。

中央アメリカの原住民の間では、サンフラワーを家の近くで栽培するとマラリアの予防になると信じられてきたが、現在ではサンフラワーの花には弱い殺虫性のある浸出液が出ることが分かっています。

サンフラワー油に含まれる大量のリノール酸は、血中のコレステロールを減少させ、心臓の周りの冠状動脈の硬化を予防します。ただし血栓の発生をもたらす可能性があるので、摂りすぎに注意しましょう。

種子には生活習慣病や高血圧、貧血の予防、アンチエイジング、ダイエットに効能があります。その他、味覚の働きを保ち、細胞の老化を防止します。

栽培

4月~5月に種子を蒔きます。1週間ほどで発芽し、双葉が開いたら1本を残し間引きし、定植します。
日当たりが良く、風通しの良い肥えた土地を好みます。
土が肥えていたら施肥は必要ありませんが、土が乾かないようにしましょう。
病害虫には強いが、時々アブラムシやハダニが付きます。
ハダニは葉への水の散布で防げますが、アブラムシは消毒液の散布が必要です。
高性種のひまわりには支柱を立てて倒木しないようにしましょう。
早生品種で50日ほど、晩生品種で80日ほどで開花します。

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