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スターアニス

更新日2013.3.9a:6291 t:2 y:0

BASEショップ

スターアニス

Star anise(英名)
八角、大茴香(和漢名)
Illicium verum Hooker(学名)

知識

画像の説明

原産地は
中国南西地方(江西省)
主産地は

中国、ベトナム、インド、インドネシア

モクレン科の常緑樹で成育6年後から実をつけ始め、
100年以上実をつける。

スターアニスパウダー

香りの主成分のアネトールを含み、
アニスフェンネル
同じ甘い芳香に特徴がある。

この芳香成分は各袋果の果皮に含まれ、
袋果中にある種子には含まれていいない。

精油は石鹸香水に使われ、ホールはその形の美しさからポプリや装飾品に使用されている。

栽培は種子を苗床に播き、翌年若木を移植する。
高さは6~10mになり、実を付けるのに6年も
かかるが、その後100年は収穫ができる。
花は2~3月と9~10月に咲き、果実は8~9月と翌年の2~3月に実を付ける。
年に2回収穫する地域もある。
実は完熟する前に収穫し、日光で乾燥させる。

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料理

アブサン

加熱料理に向いているが、非加熱料理ではなま物
漬け物に適合。

中華料理の豚肉料理鴨肉料理に特に合う。

肉類の臭みをとる効果はないが、
ロースト臭をとるのに効果があるので
ローストチキンには良く合う。

ソースカレーパウダーのほかに
ウーシャンフェン(五香粉)のブレンドスパイス
として使用。

アブサン(写真)の香り付け材料。

フェンネルアニスの代替え品として
洋風料理(炒めた魚、ホタテ貝、コンソメスープ、
長ねぎ、かぼちゃ)やスイーツフルーツシロップジャムにも使えるが、
この場合はパウダーの使用量を1/3以下にする。

また種子を挽いてコーヒーやお茶の風味付けに使う。

薬理

「本草網目」(中国、明朝時代1590年、李時珍)では
芳香性健胃薬、鎮痛剤、駆風剤、腹部膨張、嘔吐などに
効果があるとされた。

漢方では思仙散に配合。

現在は健胃かぜ薬にまた浴用剤として需要がある。

利尿作用ヒステリーの沈静剤として利用。

インドではおなかの張り気管支炎の薬にも処方。

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エピソード

しきみの花

宗教的に香料として線香や抹香として使用。
戦国時代の武士は兜にこの香をたきこめたと
いわれている。

スターアニスと同族で果実のいろや形がよく
似たものにしきみ(樒)がある。
しきみの花(写真)は黄色で種子の外観も
スターアニスによく似ており八角の偽物として
使われたが、有毒物質シキニンを含み中毒を起こす場合があるので注意が必要。

しきみはよく墓地に植えられているが、その毒性によって
野獣の新入を防ぐためと言われている。

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