スパイスを使ったオリジナルスパイス、オーダーメイドスパイス、スパイスクッキングの専門店です。

バニラ

BONGAマスターのスパイスうんちく

更新日2014.9.16a:1877 t:2 y:0

バニラバニラビーンズ

【英名】vanilla
【スペイン】Vainilla (小さな鞘の意味)
【学名】vanilla planifolia Andrews

知識

バニラの木

熱帯性のラン科の常緑つる性草本(写真上)で
原産地は中央アメリカ。

最大の産地はマダガスカルで世界需要の約9割が作られています。
そのほかの産地はメキシコ、タヒチ、ハワイ、西インド諸島、スリランカ。

野生の状態では20mの高さに成長するが、12~25cmの細長いさや状のバニラビーンズ(写真下)と呼ばれる実をスパイスとして使用します。
15世紀にはメキシコで利用されていました。

バニラビーンズを濃褐色になるまで発酵させると、甘い芳香を発散させます。

バニラビーンズ

未熟のさやを収穫し、非常に複雑な過程を経て
加工されるので、高価なスパイスの一つになります。

食品以外にも香水や煙草などの嗜好品にも使われ用途は広い。

以前は天然バニラからバニリンを抽出して使用していたが、1874年にリグニンという化学物質から人工のバニリンが合成され、現在は天然のバニラに代わって、全体の95%を占めています。

合成バニラの香味ははっきりしていて露骨で、後味もよくないようです。

バニラはその果実に含まれる配糖体が発酵作用により
バニリンという芳香成分に変わり、さや表面に出てきて結晶化します。

このさやからエキスを抽出したのがバニラエッセンスで、
市販のものはこのバニラエッセンスにアルコールを加えたもので、
液体に溶けやすい特徴があります。

またバニラオイルはアルコールよりも耐熱性のある溶剤を
加えたもので、ケーキなどの加熱料理に向いています。

料理

バニラアイス

バニラは甘い芳香があるだけでなく、
砂糖の甘味を引き立てるので、ケーキや
アイスクリーム(写真上)、カスタード、プリン、
チョコレートなどの甘い料理や菓子類に使われます。

バニラエッセンスは香りが強いが、加熱すると
香りが飛んでしまうのでアイスクリームや
ドリンクなどの冷たい料理に合い、
熱を使うケーキや焼き菓子には
バニラオイルが使われます。

バニラシュガー

バニラビーンズはさやごとミルクやクリームに
つけたり、砂糖と一緒に容器に入れておくだけで
匂いが移ります。

スイートチョコレートに使われるバニラヌガーは、
バニラビーンズを細かく砕いて砂糖と
混ぜたものです。

バニラビーンズはミルクやソースなどに浸して
香りづけをした後も、洗って乾かせば何度も使えます。

またさやを砂糖壺に入れておくと、砂糖にいい香りが移りバニラシュガー(写真下)と呼ばれ、何年も薫り続けます。


画像の説明
画像の説明

天然のバニラビーンズで作る、素晴らしい香りのアイスコーヒーです。一度飲んでしまうと、病みつきになるので注意が必要です。


薬効

薬効的効能は今まではほとんど認められていなかったが、最近の研究では、細菌の持つ「菌体数感知器」を遮断することにより、細菌の持つ毒性を喰い止める作用があることがわかってきた。

また古い医学文献には「媚薬」や「熱冷まし」に効果があると書かれている。

バニラには安定作用があり、薬品やリップクリーム、ハンドクリーム、
赤ん坊のスキンクレームのほかシャネルの香水にも使われている。

エピソード

エルナン・コルテスの肖像画

ヨーロッパへ伝えられたのは16世紀で、
スペイン人エルナン・コルテス(Hernan Cortesu写真)がメキシコのアステカ族を征服したときで、
アステカのモンテスマ王の飲み物でチョコラート
という飲み物を知りました。

これはコーンパウダーとココアパウダーを
バニラパウダーとはちみつで味をつけたもので、
そのおいしさに驚き、バニラビーンズをスペインに
持ち帰ったといわれています。

これ以来バニラとチョコレートがヨーロッパから
世界中に広まりました。

さやというスペイン語「バイナ」からバニラと名付けられました。

気になったら  クリック

powered by Quick Homepage Maker 4.53
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional