コーラ
BONGAマスターのスパイスうんちく
更新日2014.3.10a:5346 t:2 y:1
コーラ
【英名】Cola nut
【学名】Cola acuminata Schott et Endlicher.C.nitida A.Chev
【別名】コーラナッツ、コーラの実
知識
アオギリ科の常緑小高木で高さは20mほど。
西アフリカが原産地で南アメリカ、中央アメリカ、インドネシア、スリランカなどが主な産地。
種子は栗の実ほどの大きさでコーラナッツと呼ばれています。この種子をスパイスとして利用されます。
以前はコカの葉と同様コカコーラの材料の一つだったが、現在は合成カフェインが代用品として使用されているといわれている。
コーラ飲料の発がん性
2013年3月アメリカ、カルフォルニア州法でカラメル色素に含まれる4-メチルイミダゾールの摂取上限値が28μg/dayとして発がん性リストに追加収録されました。
コーラには335ml缶に100μg超の含有量が認められており、リスク回避のためコカコーラとペプシはアメリカでの製造法の変更を行ったといわれています。
コーラ飲料のメーカーや一部のマスコミは発がん性を否定していますがWHO(世界保健機構)の研究でも発がんのリスクがあると発表されています。
元々アフリカ西部やイスラム世界では実を噛み砕いて楽しむ嗜好品だったが、近代化により若者が嗜好することが少なくなってきている。
イスラム教ではコーラナッツは唯一許された興奮剤で、サヘル地域やサハラ貿易においてのみ取引されてきた。
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料理
西アフリカの住民は種子をガムや噛みタバコように嗜好する他、粉末を水に溶かし、煮出して飲み物とします。
強い渋みと若干の甘味があり、リキュール(コラ酒)やチョコレートなどに用います。
種子は焙煎し、アルコールで抽出してエキストラクトやオレオレンジを作ります。このエッセンスは嗜好飲料として利用されます。
薬理
疲労回復剤や興奮剤として使用されます。