ディル
更新日2014.2.22a:5560 t:1 y:1
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ディル
【英名】Dill
【和名】イノンド
【中国名】蒔羅
【学名】Anethum graveoiens
知識
西南アジアから中央アジアの原産
インド、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアで栽培されています。
セリ科の一年草
高さは40~60センチほどで白または黄色の花をつけます。
種子や葉を香味料や生薬として利用します。
料理
葉や種子にはキャラウェイに似た香味があります。
生の葉は種子よりまろやかな味で、細かく刻み魚料理やサラダ、スープ、ソース、ピクルスに混ぜて使用します。乾燥するとすぐに風味が失われるので、熱い料理に加えるときは、調理の最後に加えると風味が保たれます。
種子は葉よりも風味が強く、カレー料理やピクルス、ケーキやデザートのほかポーランド料理に良く使われます。
薬理
ディルには硫黄、カリウム、ナトリウムが多く含まれています。
消化不良や食欲増進、母乳を増やしたり、腹痛、むずがる乳児をおさめる効能があります。
ディル・ウォーターの作り方
腹痛止めや消化不良のほかむずがる乳児を静めます。
コップ一杯の熱湯に軽く潰したディルシード小さじ一杯を入れ、2時間ほど置いておきます。濾してから蜂蜜を加え飲みやすくすると良いでしょう。
乳幼児に与えるときは完全に冷まし、1回に小さじ1杯だけを与えます。
栽培
夏の高温と日射量、肥沃で水はけの良い土地がディルの栽培に適します。
移植を嫌うので直播をします。筋蒔きし発芽後に間引きし、15~20㎝位になったら支柱を立て支えます。フェンネルとは交雑しやすいので近くに植えることは避けましょう。耐寒性はあり、越冬できますが、霜には注意しましょう。
生の葉は使いたいときにいつでも摘むことができます。
小さな花は夏の終わりに羽のある種子をつけます。種子が熟成し始めたら(花と種子は半々位の時)茎ごと切り取り、風通しの良い場所に逆さにして1週間ほど乾燥させます。種子は落ちやすいので、袋に入れて乾燥させると集めやすいでしょう。種子は密閉容器に保存しておくと、3~10年くらい育成できます。
エピソード
dillという名前はノルウェー語でなめらか、あやすという意味があり、古代スカンジナビア語のディラに由来します。ディラは鎮静するという意味があります。
中世では魔よけとしてや惚れ薬として用いられました。