戯言日記/2015-06-14
ヤロウの花
BUZENでもMIYBAとよく散歩する。
このあたりでは広い宅地の周りや隣接した畑に野菜の他いろんな種類の木々や植物の他ハーブなどが植えられ、四季折々の風景を楽しませてくれる。
道路の脇に珍しいノコギリ状の葉に黄色い花をつけた植物がキリッとした姿勢で立っていた。
写真を取って帰ってから調べてみたら、BONGAのHPでも紹介していた「ヤロウ」という少々乱暴な名前のハーブだった。
キク科の多年草でローマン・カモミュールのお仲間だ。
葉をサラダにしたりほうれん草のように茹でたり油で炒めたりしていただくらしい。
「ヤロウ」には「西洋ノコギリ草」とか古い呼び名で「兵士の傷薬」といった別名がある。
その名前の通り怪我の薬草としては古代ローマ時代から知られており、葉を傷口に当てたり、粉末を軟膏にして用いられた。
「ヤロウ」のもう一つの特徴は「コンパニオンプランツ」という顔だ。
生命力が強く、根から出る液は周りの植物の活力を増進させるというありがたい働きをする植物なのだ。
同じキク科の「ヨモギ」は「アレロパシー」という力で、地下茎から他の植物の発芽を抑制する物質を分泌する嫌な奴だ。
植物にも同族の種を守るためのいろんな性格があるようだが・・・
我々人間は他の動植物を絶滅させるだけではなく、同じ人間からですらも摂取し排除するのになんの痛みすらも感じない摩訶不思議な生物らしい。
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