クローブ
更新日2010.12.30a:6835 t:1 y:0
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釘を意味するスパイス「クローブ 」
【日本】丁字、百里香
【英語】Cloves
【フランス】Girofle
【中国】丁字、公丁香、丁香
【学名】Syzygium aromaticum Merrill et Perry
知識
原産地はモルッカ諸島(インドネシア)で主産地は
インドネシア、マレーシア、インド、スリランカ、
ブラジルなど。
フトモモ科の常緑樹スパイスとしては乾燥させた花蕾を
使用します。
釘を意味するフランス語のClueに由来しています。
料理
香りが強いので、適量を他のスパイスとブレンドしたり、加熱することによって香りを弱め使用するとよいでしょう。
甘辛両方の料理に合います。
矯臭効果があるので肉料理、特に挽肉料理に合います。この時シナモンやナツメグなどと共にパウダーを挽肉に練り込むと良いでしょう。
肉の塊やハムなどには表面に穴を明け、そこにクローブのホールを指し込んでオーブンで焼くと、クローブの芳香だけを楽しむことができます。
焼き林檎やオレンジに刺したり、カクテルや紅茶に添えて香りを楽しみます。
焼き菓子にはバニラエッセンスと一緒にクローブの粉末を少量生地に練り込んでおくと互いの香りを引き立てる相乗効果があります。
その他クローブの芳香はウスターソースやとんかつソースの主要成分として使われている。
料理以外の使い方としては、オレンジにクローブを突き刺して作るポマンダーという匂い玉があります。
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薬理
ヨーロッパには4世紀には持ち込まれており、ローマ人やギリシャ人は生薬として広く使用しました。
また中国では最も古い生薬のひとつだったという形跡が残っています。
和漢薬では急性腸カタル、腹痛に使用します。
しゃっくり、嘔吐、胃痛を止める作用があります。
また精油のオイゲノールは抗菌作用があり
結核菌に有効です。
末梢神経を麻痺させる作用がありますので、歯の痛み止めに使用されます。
また虫を寄せ付けない作用もあるので防虫剤のかわりにたんすに入れておくとよいでしょう。
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エピソード
インドネシアはクローブの主要生産国だが、最大の消費国で、クローブを混ぜたクレテックというガラムタバコに人気がありインポテンツに効能があると言われてる。
クローブは高価なスパイスとしてヨーロッパで珍重され、その利権をめぐり激しい攻防の歴史があった。ポルトガル人は16世紀半ばから、ほぼ1世紀にわたりクローブの貿易を独占し、多くの利益を得たが、17世紀になるとオランダ人が武力でポルトガル人を追放し、18世紀までクローブ貿易を独占した。
日本への渡来は意外に古く、正倉院に保管されていた。
戦国時代、出陣する武士は丁字を兜に焚きこめ、
椿油で抽出した精油は刀剣のさび止めに使用されてた。
その他修験者は口を清めるために使用していた。